書籍発掘

<書籍発掘>

新刊ではありませんが、地球の生成過程や生命の起源や進化などを知る上で大変興味深く壮大なロマンに満ちた著書「テーチス海に漂う青い雲」(同時代社発売)に北海道支部で出会いましたので、ご紹介します。

「テチス海」は、約億年から1億8千万年前頃に、現在の北アフリカ、地中海地域からペルシャ湾、インド亜大陸に掛けて存在した海で、その海底の一部は隆起し、陸となり、ヒマラヤ山系方面につらなっている。古テチス海は、更に古く3億9千万年くらい前に出現したと考えられており、正に地球生成から生命の起源や進化が辿れる。

地質学や鉱物学を中心とする研究者が1966年に「テーチス海地域自然史研究会」を発足させ、ネパール、ヒマラヤ、インド地域の地質、鉱物や地域性などを調査、研究し、チベット地域まで調査の幅を広げている。研究者の中には日本ネパール協会北海道支部の在田一則支部長など、北海道支部の会員が含まれている。

深海底を調査するには、深海調査のための特殊な潜水艇が必要な上、調査には制約が多いが、大陸となり、或いは隆起した地層から1億数千年前の海底の一端が観察出来るということになる。エベレストの山頂近くにイエロー・バンドと言われる黄色の地表が表れており、三葉虫の化石などがあるようだ。またヒマラヤの各地を旅行し、トレッキングすると随所に三葉虫の化石や岩塩などが見られる。ヒマラヤ地域は海底が隆起して生成されて来たからなのであろう。古代の海底が地上で見れる。そして今は海ではなく、著書のタイトル通り、空と雲が見える。

発行は2011年1月、いりす発行、同時代社発売、570頁の大作(定価4762円)。

調査内容は貴重で、地表が侵食され変化しても、調査結果は色あせることはなさそうだ。(M.K.)

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